この記事では、いまだにブラウン管のテレビを使用していた筆者が、壊れかけのテレビを捨てようとして途方に暮れる様子が書かれています。
もくじ
テレビが呪われすぎている

目の前に呪われたテレビがある。
もぅマヂ無理。
どういう経緯でこうなったか説明します。
このテレビにまつわる話は、語るも涙、聞くも涙でございます。
と言っても、部屋を片付けようとしただけなんですけどね。
ポイ捨て禁止! 家電はリサイクルしなきゃダメ

テレビって、不燃物とかのゴミの日に出していいわけじゃないようなんです。
家電はリサイクルしなきゃいけない決まりらしくて、テレビや、それからエアコンや冷蔵庫なんかも、電器屋さんに引き取ってもらわないといけない。
しかもお金もかかる。
それで仕方なく、部屋にあるテレビを電器屋へ持って行こうとしていたんです。
恥ずかしい落書きを消したかった

テレビにはマジックで落書きがしてあったんです。
無職の生態として、パワー系の無職が壁をパンチやキックで壊すのは有名な話です。
対して文系の無職はあちこちに不思議な呪文を書き付けます。
昔の文人って思いついた詩を筆でサラサラっと屏風に書いたりしますよね、あれです。
たとえば殷の紂王は女媧廟っていう神様の所に詩を落書きするじゃないですか。水滸伝にも屏風に詩を書くやつが出てくる。
で、そういう感じで、筆者もテレビ画面の縁に落書きをしていたんです。
こんなラクガキがあると、電器屋に持って行くのが恥ずかしいなーって思いましてね。
ところが消そうにも、油性マジックで書いているから消しづらくて。
どうしたものかと困っていたわけです。
プラモを作ったときの塗装用ラッカー

そこで偶然、手元にあったのがTAMIYAの色塗りスプレー。
シャア専用ザクとか、シャア専用ズゴックとか、シャア専用ゲルググとか、そういうの作って遊んでいた名残りのアイテムです。
筆者「このラッカーで落書きを塗り潰せばいいじゃん。ひらめいたー!」
塗料が垂れてホラー調になってしまう

TAMIYAのシャア専用色でラクガキを塗り潰そうとしたんだけど、ラクガキは透けて見えるってわけです。
塗料も垂れちゃって、電器屋に持って行くのがさらに恥ずかしいことに。
電器屋へこのテレビを持っていくときは、努めてポーカーフェイスで、淡々とやり過ごすしかないなーって思ってます。
プラモの塗装テクニックに「重ね塗り」みたいなのあるんですよ。
乾いたらもう一回、上から塗るってことなんだけど。
だけどもう捨てるだけだし、店員さんに対して恥ずかしいのはどうしようもないし、覚悟を決めて潔く呪われ恥ずかしテレビを持って行くことにします。
エコな暮らしって大変だなぁ。