桃の葉脈と双子葉類

この記事は桃の葉の蜜腺と、葉脈について書かれています。

葉脈について、双子葉類と単子葉類を比較します。

桃の葉をよく見てみると

桃の葉はスマートなタテ長の形をしています。

葉の基部に水滴がついているのがわかるかな?

写真に印をつけてみるね。

この露は桃の木が分泌した、あまいあまいシロップです。

なめてみると、ほんのわずかな量で、はっきりあまさを感じられます。

マロすけ「マジで美味しいよ!」

この露をペロペロするのが桃栽培の実際です。

注意としては、アブラムシ対策などで殺虫剤をまいた場合は、もうなめないほうが良いです。

てか、虫がついたら、その時点でもうなめる気はしなくなります。

虫が増えるのは5月くらいからなので、春先はいけます。

良い子のみんなはマネしちゃダメでやんスよ

で、この蜜を出す部分を蜜腺と言います。

筆者のベランダには、この蜜を求めて虫もやってきます。

虫、あんまり好きじゃないんですけどね。

この写真はハチが花にやってきたところです。

葉にも来るんだけど、写真撮ってなかった。

筆者が桃の花を摘もうと思ったところ、ハチがいるので、刺されるのが怖くて桃に近づけませんでした。

これも桃の防衛手段だったりするのでしょうか?

大切なことを思い出しました。本来、植物の友だちは人間ではなく昆虫なのです。

葉脈を確認してみよう

葉脈を見ることで、その植物が何者なのかということがわかります。

葉を太陽にすかして、もっとよく見てみましょう。

細かく縦横に張り巡らされています。

もうびっしり、葉のどこにでも葉脈が行き届いています。

菜っ葉とか食べると、葉脈の太い部分って、口に残って硬いですよね。

張り巡らされた葉脈のおかげで、桃の葉は丈夫というわけです。

レモングラスの葉脈と比べてみよう

上の画像はレモングラスという植物です。

桃とは違って、葉脈が縦に走っています。

葉脈の走り方は、桃のように縦横に網目状に走るものと、レモングラスのように縦に走るものに分かれます。

レモングラスの葉を葉脈の方向に沿って割くのは簡単です。

葉脈の違いは何なんでしょうか?

実はこういった違いから、植物は2グループに分けられています。

分けたときの名前は、桃タイプの葉脈は双子葉類と呼んで、レモングラスのタイプは単子葉類と呼んでいます。

双子葉類と単子葉類

上の写真は柿の種が芽吹いたところ。

まだ種のカラを被っています。この後、カラを割ってふたばが出てくるよ。

双子葉類は芽吹いたときに葉が2枚。

単子葉類は芽吹いたときに葉が1枚です。

この2つの分け方、名前としては芽吹いたときの葉の枚数の違いなんだけど、それだけではなく、他にもたくさん違うところがあるよ。

葉脈の違いは植物の体のつくりの違い

身近な単子葉類といえば、ネギではないでしょうか?

筆者は常に育てています。

お味噌汁に入れてよし、豆腐に乗せてよし、なんとなく料理に入れてよし。色んな料理に使えますよね。

ネギのとなりの写真はマロウ(あおい)です。

葉の形の違いは一目瞭然ですね。

マロウの葉は丈夫で、太陽光を浴びる面積が広くなっています。

葉脈の違いは、双子葉類と単子葉類の違いでした。

栽培してみると、育てやすいのは圧倒的にネギ。

ネギは水さえかければ、放っておいても勝手に育ちます。切って食べても、どんどん再生します。

ネギとマロウは生き方が違い過ぎて、お互いに相手が不思議に映るかもしれません。

もし植物も対話ができたなら、どんな会話になると思いますか?


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