カンキツ類にはトゲがある

ミカンの木ってトゲがあるの?

レモンの木ってトゲがあるの?

どんなトゲ? 痛い?

どうしてトゲがあるの?

トゲを切ってもいい?

この記事ではこれらの疑問に答えます。

ミカンの新芽

これはミカンの木の新芽です。

特徴的な形をした葉ですね。

そして葉の他に、細長く真っすぐに伸びた何かがあるとは思いませんか?

触るとやわらかくて、何なのかわかりません。

葉のなりそこないでしょうか?

実はもう少し育った部分を見ると答えがわかります。

体の一部を武器に変えた樹木

細長い何かは「トゲ」だったのです。

新芽のときにはやわらかかったけれど、育つと堅くなり立派なトゲになりました。

ちょうど縫い針のようです。

もちろん指で触ると痛いし、そばを通っただけでも脚をチクチク刺してきます。

よく見るとミカンの「トゲ」は決まったところから生えています。

どの「トゲ」も葉のつけねから生えているのです。

ミカンの木は、もともと葉だったものの一部を研ぎ澄まして、鋭い槍を作ったのです。

(上の写真では、いくつか葉がちぎれて落ちてるけどね)

どうしてトゲがあるの?

どうしてミカンの木はトゲなんてものを作ったのでしょうか?

本当はミカンの木だって、トゲなんか用意しないほうが省エネです。

理由はおそらく、ハリネズミと同じ。

身を守るために作ったのだと考えられています。

ミカンの木は果樹園に生えています。

筆者宅のベランダにもあります。

だけど人間が栽培を始める以前、もっともっと大昔は野山に生えていたのです。

野山には草を食べる動物たちも住んでいます。

どんな動物が思い浮かびますか? ウサギ、シカ、ウマ……可愛らしい動物が多いけれど。

「トゲ」は草食動物たちから身を守るのに役立ったはずです。

どんなに美味しいものでも、針が入っていたら口の中が痛くて食べられません。

鋭すぎて、ときには自分を刺してしまう

上の写真では、自分のトゲが自分の葉を貫いています。

強い風の吹く日などに、トゲが葉や実に刺さってしまうこともあります。

そこでミカンの木の手入れとして、トゲを切ることが多いようです。

剪定バサミ等で、トゲの部分だけを根元から切り落とします。

葉は切らないようにね。

筆者も最初のうちは丁寧にトゲを剪定していましたが、なにせトゲの数が多いから最近はやってません。

レモンやゆず等、カンキツ類は全般にトゲを持つ

トゲがあるといっても、サボテンのように扱いづらいトゲではないので、大人なら心配ないです。

小さい子は注意してね。

トゲはカンキツ類に、だいたい共通の特徴です。

だいたい共通というのは、中には例外的にトゲのない品種もあるからです。

育てやすいように品種改良されたもので、トゲがなかったり、小さかったりします。