種から栽培した桃が花を咲かせる

この記事では発芽させた桃を三年育てて花を咲かせます。

なお前回の記事はこちら。

桃の鉢植えを家庭で育てよう

筆者は種から発芽させたので時期は春です。

種から育てるのを「実生(みしょう)」と言ったりします。

苗木を買ってきて植えるなら秋~冬かな。その場合は買うときに園芸ショップの店員に植え付けの方法を聞いたら良さそう。

桃は路地で栽培すると、木登りできるくらい大木に育ちます。

鉢植えだと、大きさをコントロールできます。

すべての植物は地上の部分と地下の根の部分が対応していて、地上部分が大きく育つためには地下の根を広げなければなりません。

鉢植えは根が鉢のサイズ以上に伸びないので、地上部分のサイズもそれなりというわけ。

鉢植えは根詰まりに注意だズラ

桃の栽培に適した土は「水はけの良さ」

赤玉土水はけを良くする
腐葉土水もちを良くする
油かす肥料

いつもの筆者なら何を植えるときでも赤玉土と腐葉土を半々で混ぜて、そこに1割くらい油かすを足します。

何も考えてないから。

しかし桃の土は水はけの良い土が正解

桃の土の配合は赤玉土を60%~70%、腐葉土が30%~40%くらいで混ぜました。

で、油かすを全体の1割くらい追加。

油かすは、足りないなら後から追加すりゃいいよ。入れ過ぎには注意。

ベランダですくすく育つ桃

鉢の真ん中にちょこんと植えていた桃が、日に日に丈を伸ばし、鉢に馴染んできました。

桃はたくましい。

葉の増えかたが早い。

一気に何枚も出して、ぐんぐん伸びていきます。

この時期に風に吹かれると幹が曲がってしまいます。

曲がったものも盆栽とかだと趣があるので、好みでしょうかね。

添え木をすると木の形をある程度成形できます。

筆者は放っておきました。

桜の木を想像してみてください。桃も同じバラ科で、似たようなものです。

どうせ最終的にはスギやヒノキの様には真っすぐにならない。

初夏から夏にかけてハダニがついてしまった

葉につくダニなのでハダニです。

葉の汁を吸うので、葉の緑色が薄くなっていきます。

植物は多少は虫に食われても死なないので、そんなに気にしませんでした。

でもある日、水やりしていて「虫にさわりたくないなー」って精神的につらくなったので、殺虫剤というか、農薬というか、その中間くらいのスプレーをかけました。

住友のベニカ何とかってスプレーです。

退治したい虫によってスプレーの種類も違うみたい。

ハダニとアブラムシに効くタイプをかけましたわ。

母ちゃんと洗濯物の件でもめる

左の画像をご覧ください。

春、夏、秋と過ぎて、桃は筆者の背丈ほどになりました。

桃の横に洗濯物が干してあります。

筆者としては桃の枝を自由に広げて日を浴びさせてやりたかったんです。

しかし母ちゃんは洗濯物を干すのに邪魔だと怒り、桃の枝を朝顔用の支柱に収めてしまいました。

桃って、葉の付け根に「密腺」と言う、甘い汁を出す部分があります。

マジな桃の天然水です。甘くておいしいんですよ。

でも甘いから、ベタベタしていて、洗濯物につくと良くないんです。

桃の密腺って何?

葉の付け根にある、あまい汁を出す部分。

蜜は春から初夏くらいによく出る。だからきっと、この時期に呼びたい昆虫がいるんじゃないかな?

ほんのわずかな水滴だけど、なめるとすごくあまくておいしいよ!

あまいってことは、糖分を含んでいるから、さわるとベタベタする。

ちょうどお菓子の飴や、ハチミツがベタベタするようにね。

洗濯物を干す母ちゃんとの相性が悪いのは、そういうわけ。

タオルが蜜でベタベタするのは、確かに困るもんね。

日当たりの件を解決しないまま落葉の季節

タオルを何枚も干されているけど。

桃は中国が原産です。

だから中国の気候に順応しています。

日本も似たようなものなので、何もしなくても冬は越してくれるし、夏の暑さにも強い。

防寒とかしなくても平気です。

桃は来年の春に芽吹くための芽を今年のうちに作り、栄養を枝に蓄えて落葉します。

だから手がかからないってことです。

桃の剪定は落葉しきった冬にやろう

園芸の楽しみというと、剪定ですよね。

「年末に大掃除をする」みたいな雰囲気あるでしょう? そのときに剪定もやってました。

剪定のやりかたは桃だけ特別ということはないので、他の木と同様にやりました。

芽がどこに残っているかを見て、来年の枝の伸びを予想して切ります。

いらない枝は根本から落とす。

残す枝は先端をいい芽が残る位置まで切り詰める。

って感じで切って、やっぱり花芽(花のつぼみ)がつくのに三年かかりました。

ブログ記事だと一年みたいに見えるけど、お花までは三年かかってるからね!

で、三年目の剪定した枝が左の画像です。

切った枝は捨てずに、ペットボトルを花瓶代わりにして、ひと冬さしておいたんです。

春にはちゃんと花も咲いちゃうんだよ。

お花をあげましょ桃の花~♪

鉢植えの本体がこちら

季節は春。

花が開いて、葉が芽吹いたところ。

指で花の受粉を助けておきました。

これから葉が伸びて、実がついていく感じです。

さて、おいしい実が収穫できるでしょうか?

桃の花はとてもキレイなので、花だけでも満足しちゃいました。

花見と言えば桜とか梅とかあるけど、桃もめちゃくちゃいい。

自宅の桃園で三兄弟を祀る

桃園結義の三神を祀り、筆者も誓いを立てることにしました。

と、思ったんですが、筆者はぼっちで、知り合いや友達はおろか、義兄弟になろうなんて人はいませんでしたわ。

お花きれいやなー。

いま天下は麻のごとく乱れているけど、筆者はなるべくそういうものと離れて、穏やかに暮らします。

お花が友達です。


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