この記事ではマロウ(あおい)を食害する害虫を紹介します。
筆者の栽培しているマロウに、葉を食べる毛虫がついてしまったのです。
毛虫の駆除の実際が記録されています。
なお前回の記事はこちら。
もくじ
葉の表面に、綿毛か絹のような糸が発見される
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上の写真はマロウ(あおい)の葉です。
突然ですがここで、毛虫探しクイズ!
葉のどこにいるか、おわかりでしょうか?
毛虫は蛾の幼虫です。この毛虫は何という種類の蛾の幼虫なのでしょうか?
自分の体のまわりに糸を吐いて、身を守っているかのようです。
黒い点々は毛虫のフンです。
よく見ると葉のところどころが食べられています。
葉を巻く、その名もハマキムシ
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この写真では、葉の右上に幼虫がいます。
葉を食べて、フンをして、糸を吐く。
この幼虫はそうやって暮らしているようです。
幼虫の吐く糸は強く、葉を折りたたむほど丈夫です。
上の写真では葉の一部が巻かれています。
巻かれた葉は幼虫が外敵や日光や風雨から身を守るための家になるというわけです。
巻かれた葉の中は縦横に糸が張り巡らされています。
幼虫にとって、これほど居心地のいい場所はないでしょう。
オペだ! 毛虫を取り除く!
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箸で幼虫の吐いた糸をかき分けて、毛虫を取り除きます。
糸は何本も重なり層を作っています。糸というより布といったほうが適切かもしれません。
強い力を加えなければ、この布は破れません。
ハマキムシは「ハマキガ」という蛾の幼虫です。
それにしてもいつの間にマロウに卵が産み付けられたのでしょう?
筆者の家のベランダにはマロウの他にも、栽培している植物がいくつもあります。
蛾の親は幼虫の食べ物となる植物をちゃんと知っていて、間違えることなくマロウに卵を産んだのです。
蛾の親は一体どこからやって来て、どうやって筆者のベランダにマロウがあることを知ったのでしょうか?
本当に不思議です。
ハマキムシを摘出
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一匹ずつ取り除いていきます。
植物を栽培していると必ずといっていいほど虫がやってきます。
幼虫の一番の仕事は食べることです。葉をどんどん食べていきます。
しかし植物を栽培している筆者にとっては困りものです。
ハマキムシ自体は見つけづらいのですが、糸やフン、巻かれた葉は目につきやすく、そばにはハマキムシが潜んでいます。
3匹見つかる
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つかまえたハマキムシはとりあえずビニール袋に入れました。
しかしこの後、どうすればいいのか。
ハマキムシはビニール袋の中でモゾモゾと身をよじらせています。
ハマキムシを見つめながら、台所で途方に暮れる筆者。
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このまま置いておくと、虫が這い出して、食器につくかもしれません。
もしくは急須の中へ入ってしまうかもしれません。
知らずに口にしてしまったら。
そう考えると、なんだか恐ろしくなってきました。
とは言え、あまり虫にさわりたくないし、何か良い方法はないでしょうか?
思案顔であたりを見回す筆者。
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おや!?
これは!
これを使えばきれいになるでおじゃる!
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食器用洗剤をハマキムシに投入
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じょろろろろ。
たちこめる洗剤のフレッシュな香り。
これで安心というものです。
なおこの記事は動画版もあります。
マロウ栽培の続きの記事はこちら↓